Lung Sound e-Learning System 目でみる肺聴診
学習編
気管支音化 ( Bronchial breathing )

 【解説】気管支音化とは、肺病変によって呼吸音の伝達が亢進し、肺末梢で気管支呼吸音が聴かれることをいいます。正常肺の肺胞領域では中枢気道で発生した高音が吸収され、末梢肺では肺胞呼吸音となります。しかし肺炎や無気肺疾患では、末梢の浸出液によって呼吸音の伝播が亢進し、気管支音が聴こえるようになります。 [1]聴診部位:肺末梢, [2]聴診音:吸気と呼気, [3]長さ:(吸気:呼気=1:1), [4]大きさ:吸気≒呼気、小さい, [5]高さ:吸気≒呼気, [6]SSG:気管支呼吸音様のスペクトル(気管支呼吸音に似ているスペクトル模様), [7]表現:<サー|サー>。

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