Lung Sound e-Learning System 目でみる肺聴診
学習編
肺胞呼吸音 ( Vesicular sounds )

 【解説】太い気管支で発生した音を遠く離れた肺末梢に接する部位(特に肺底部)で聴取するため、健常人の呼吸では柔らかい低い音で、呼気に比べて吸気は極めて小さく短く聴こえます。肺胞呼吸音は、肺の基本的な機能である換気の状態を最もよく反映しています。 [1]聴診部位:中下肺野(③~⑧)肺低部(⑮~⑱), [2]聴診音:吸気と呼気の両相、低音で軟らかい, [3]長さ:(吸気:呼気=3:1), [4]大きさ:極めて小さい、吸気≫呼気,  [5]-,  [6]SSG:呼吸に伴うスペクトルが低い周波数帯(200~400Hz)に出現, [7]表現:<スー|ハァ >。

illust